冬になると空気は乾燥してくるので、肌がかさついたり、かゆみが生じたりする人は多いのではないでしょうか。
こうした症状は大半の人々が感じるもので、突然無性に痒くなってしまうこともあれば、着替えをする時など、洋服がこすれるなどで無性に痒くなることも少なくありません。
またこうしたかゆみは一か所だけでなく全身に回ることもあり、冬の乾燥時期はとかく保湿が欲しいと感じる人も多いのではないでしょうか。
普通の人でもこのような経験を持つ人が多いわけですから、敏感肌の人や乾燥肌の人などの場合は、こうした症状が強く出やすくなり、厄介な季節だと感じるようです。
かゆみがある時にはポリポリとかけばよいなどを思う人も多いかと思われますが、肌をかくことは表皮が荒れる原因の一つ、症状は余計に悪くなります。
とくに乾燥肌の人などの場合は、わずかな刺激でも過敏に反応を示すため、痒くなったのでかいてしまうと、症状を悪化させてしまう恐れもあるわけです。
ちなみにアトピー肌などの場合は、慢性の肌荒れ状態ですから、痒く感じる部分は表皮近くまで伸びているため、余計にかゆみを強く感じやすくなります。
こうした状態で肌をかくと、かゆみの原因と言われているヒスタミンを誘発する物質でもある神経ペプチドが現れてしまい、余計に痒くなるなどの悪循環が訪れてしまうのです。
全身来るかゆみは、夜寝ている時に起これば睡眠不足にもなりがち、保湿をしっかりと行うことが対策として効果的です。
お風呂に入る時などは、お湯の温度はあまり高くせずに、湯船の温度は40度くらいにしておく、身体を洗う時には肌に優しい素材のものを選ぶ、石鹸などは肌を刺激しにくいものを利用するなど、入浴時に工夫を行うことで乾燥肌の人でも全身にかゆみが生じるリスクを抑えることができます。
尚、肌の症状が不安定の時は、石鹸を使わずに体を優しくマッサージするように洗うのも、かゆみ対策に効果を持つと言います。