乾燥肌の代表的な症状として、手足にかゆみが生じることが挙げられます。
対処法を誤ると悪化してしまうことがあるので注意しなければなりません。

少なくとも、かゆみのある場所を引っかくのは避ける必要があります。

我慢できない場合は、手のひらで軽く叩いて刺激を与えると緩和できるケースも多いです。

ただし叩きすぎると肌にダメージを与えてしまい、内出血の状態になってしまうかもしれません。

また一時的な緩和にしかならないので、別の方法でも対策することが重要といえます。

かゆみ止めの成分が入っている薬が売られており、その中には保湿成分が豊富なものも少なくありません。

それを塗ることでかゆみを抑制できる場合がありますが、効果には個人差があります。

肌質などに大きく左右されるので、薬剤師や医師に相談してから使ったほうがよいでしょう。

根本的な対策方法としては、手足をしっかりと保湿することが挙げられます。

とはいえ水分を与えてもすぐに逃げていくので、アフターケアを意識しなければなりません。

たとえば入浴するときは湯船に十分に浸透させるのが一般的です。

そうすることで手足の角質層に水分が浸透して潤いが感じられるようになります。

お湯によって皮膚が柔らかくなっているので、細胞に隙間ができて入りやすい状態になっているのです。

しかしその状態では水分が蒸発するのも早くなってしまいます。

したがって手足にすぐにスキンケアを施すことが大きなポイントです。

化粧水や美容液でさらに水分を補給したら、乳液を塗って肌に蓋をしましょう。

乾燥肌の手足は皮脂が足りていないのが一般的です。

そのため通常の肌より水分が蒸発しやすくなっています。

すなわち乳液の油分でそれを補う必要があるということです。

それだけでなくクリームを塗布して肌をコーティングすることが、蒸発に対する徹底的な対策となります。

こうすることで手足の乾燥が防がれて、結果的にかゆみを抑えることにもつながります。