子供の乾燥肌は、夏でも決して油断ができません。
とくにかゆみが深刻で、汗もかくためかぶれやすいのが厄介なところです。

そのため本格的に暑くなる前から、対策を講じておくと安心でしょう。

まずもっとも有効な対策は、定期的にぬるいシャワーを浴びることです。

熱いお湯は皮膚にとって刺激になり、かつ皮脂も奪ってしまうため良くありません。

しかしぬるいお湯なら問題ない上に、汗をしっかり落とせるのでかゆみや衛生面の課題も解決できます。

石鹸やボディソープも一切使わず、必要な皮脂を落とさないイメージでサッと流すようにするのがおすすめです。

もしなかなかシャワーを浴びられないような環境にいるのであれば、冬と同じく保湿クリームを塗りましょう。

夏にクリームというのは抵抗があるかもしれませんが、汗に強く油分の少ないサラサラとしたタイプも売られています。

毎日のお風呂上がりや出先でも手軽に使えますので、1つは持っておくと心強いです。

更にエアコンや扇風機も、直接受けることで乾燥肌を誘発します。

子供はエアコンや扇風機の風を直に受けるのが好きですから、少し離れた風を直接受けない場所で涼んでもらいましょう。

衣類の材質も、かゆみ対策におすすめです。夏は薄着になりがちですが、この際にアクリルやナイロンといった化学製品を用いた衣類は厳禁です。

肌を細かく刺激し乾燥とかゆみを起こしますから、木綿を使った衣類で皮膚を優しく守るのがポイントとなります。

もし子供のお気に入りの衣類が化学製品を使っているのであれば、下に肌着を着させて直接触れないようにすると大丈夫です。

紫外線対策も、可能ならしておくに越したことはありません。

顔や腕はとくにそれが必要で、小さい子供は地面からの照り返しもあるので気を遣ってあげるべきです。

外出先でもこまめに塗り直しておけば、いっそう乾燥肌の改善に繋がります。

保湿成分の入った日焼け止めもありますし、それを使えば保湿クリームの使用を省けて一石二鳥です。

子供の乾燥肌にお悩みの親御さんは、ぜひ実践をしてみてください。