皮膚のバリア機能が低下することで起こりやすい乾燥肌ですが、皮膚がかゆくなったりカサつくなどの症状が現れるものです。
かゆみを抑える方法にはいくつかあるといいますけど、漢方薬の中にも乾燥肌でかゆみに効果的な種類がありますからお伝えしていくことにします。
その漢方薬の名前には、当帰飲子や温清飲があります。
まず当帰飲子の方ですが、乾燥肌や皮膚掻痒症に適した漢方薬であり、かゆみを軽減させてくれる荊芥などの生薬が配合されていますので、効果的と言えるでしょう。
また温清飲の方には、皮膚の乾燥やかゆみを抑える生薬に加えて、湿疹といった炎症がみられる場合に有効とされる黄連や黄柏などの生薬が含まれているため、湿疹などの炎症が現れている状態にはよいと言います。
それから四物湯(しもつとう)と呼ばれる漢方薬があり、こちらも乾燥肌に用いられているものです。
皮下の血液の流れが悪くなりますと、皮膚のバリア機能が低下して皮脂の分泌量も減っていき、天然保湿成分であったり細胞間脂質なども減少していくと言われています。
これが乾燥肌につながっていくのですが、四物湯(しもつとう)と呼ばれる漢方薬には、皮下の血液の流れや保湿力を回復させてくれる生薬が配合されているため、乾燥肌のかゆみにも用いられているものです。
これらの漢方薬は、服用される方の体質とか肌質などから適切な種類を選ぶことが大切になります。
空気が乾燥している季節などは、皮膚のかゆみが起こりやすいものです。
外的な要因にも気を付けなければならないでしょうが、身体の内側からも改善していくことが必要になります。
漢方薬を服用しますと、身体の内側から働きかけてくれて乾燥肌のかゆみに効果的です。
当帰飲子(とうきいんし)や温清飲(うんせいいん)や、四物湯(しもつとう)といった漢方薬を選ばれますと、乾燥肌のかゆみを軽減させることができるため、オススメしたいものです。