普通に過ごしている人はとくにケアをしなくてもつやつやの肌を保つことができますが、バランスが崩れると中高年だけでなく子供でも乾燥肌に悩まされてしまうことがあります。
正常な肌では角質層に十分な水分を保ち、その外側に皮脂で膜を作り乾燥を防ぎ肌の潤いを保っています。
しかし年齢やバランスが崩れると水分を保つ力が弱くなったり、皮脂が出なくなったりして乾燥肌の原因となるのです。
乾燥肌を放っておくと肌のバリアが崩れアレルゲンや刺激物質が入り込んでかゆみの原因となります。
またかくことによって湿疹ができたり、肌がダメージを受けて、よりひどいかゆみに襲われる悪循環を引き起こします。
乾燥肌によるかゆみを抑えるためにかゆみ止めの入った保湿クリームなどが発売されていますが、原因は乾燥なのでしっかり保湿、乾燥対策をすることが大切です。
まず肌に十分な水分をあたえ、水分をしっかり保つことができる成分を補い、最後に皮脂でしっかり水分を守ることを行います。
この3つのステップを確実に行い、その後かゆみ対策をすることで効果を発揮することができます。
乾燥肌によるかゆみ止めの成分には尿素、ヘパリン類似物質、ジフェンヒドラミン、リドカインなどがありますが主に保湿とかゆみ止め効果の両方が入ったものが多いです
製薬会社や虫刺されなどのときに使うことで有名なかゆみ止めを作っている会社の製品もあり、一つで体だけでなく顔にも使用できるものや使い分けをしなければならないものがあるので特徴を調べてから購入しましょう。
かゆみによるストレスや眠れないといった症状がある人はかかりつけ医や皮膚科に相談することもできます。
乾燥肌によるかゆみが原因ではないこともあるので注意が必要です。
乾燥性皮膚炎、老人性乾皮症、アレルギー、アトピー性皮膚炎の可能性もあるので市販のものを使っても効果を感じなかったり改善しない場合は、早めに皮膚科などの受診することをお勧めします。