乾燥肌になるとかゆみを感じて掻いてしまい、それが更に乾燥を悪化させるという悪循環に陥ります。
状態が酷くなってからケアを行ってもなかなか効果が出ませんので、かゆみを感じたら早めにケアを行うことが大切です。
ケアを行う際に利用したいのがクリームであり、おすすめはセラミドの配合されている商品です。
人の角質細胞間脂質はいくつもの脂質が混じりあったものなのですが、セラミドはその中の一つであり、約40%を占めています。
十分な量が維持されていると体内の水分を抱え込む働きが強化されて水分を蒸発させなくなります。
その結果乾燥肌が改善されてよいコンディションを維持できますので、かゆみを感じたらセラミドを補うのが有効です。
保湿力が高まるだけでなく、外からの異物を侵入させない作用もあり、肌荒れを予防することにもつながります。
セラミドにもいくつかの種類がありますが、数字のついているものを選ぶとより高い効果を期待することができますし、配合量が多いものも作用を得られやすくなりますので、成分をしっかりとチェックしましょう。
一般的に価格の高めのものは配合量が多いので、高い効果を実感するようです。
他にもおすすめの成分がいくつかありますが、スフィンゴ脂質やステアリン酸コレステロールはセラミドに近い成分であり、肌をしっとりとさせるのに役立ちます。
セラミドよりも安価で取り入れやすい大豆レシチンにも優れた保湿作用がありますので覚えておきましょう。
これらの成分が配合されているクリームを、お風呂上がりのお肌にしっかりとすりこむことが大切です。
お湯を使った後は肌が急激に乾燥しますので、時間をあけるとどんどんかゆみが酷くなります。
ですからお風呂上がりには汗が引いたらすぐにクリームを塗ることが大切であり、お風呂に入っていない時でも乾燥していると感じたらケアを行うことをおすすめします。
とくに冬場は空気が乾燥していますので、徹底的にケアをしなければなりません。