乾燥がひどく、肌荒れが生じている場合には刺激の強い精油は不向きですが、冬場などに乾燥肌とそれによるかゆみが少し気になるという程度であれば、精油も使用可能です。
乾燥肌の緩和に向いている精油はラベンダーやゼラニウム、イランイランなどがあります。
ラベンダーは初心者でも取り扱いやすく皮脂分泌のバランスを整える働きがある他、炎症の緩和にも向いているためとくにオススメです。
ゼラニウムやイランイランにも、皮脂の分泌を整える働きがあります。
マッサージオイルに精油を加える場合には、フェイス用であればキャリアオイル30mlに精油を3滴まで、ボディ用であれば6滴ほどが目安です。
肌が敏感な状態になっている場合には、精油の量は少なめにおさえるようにしましょう。
乾燥肌とそれによるかゆみが気になる場合に向いているキャリアオイルは、オリーブオイルやホホバオイル、アボカドオイルなどです。
いずれも乾燥肌対策に向いていますが、オリーブやアボカド由来のものは肌を柔らかく保つ働きがある一方で、ホホバ由来のものは人の肌の油分に近いことから肌馴染みがよいという特徴があります。
アロマテラピーで乾燥肌対策をするというと、オイルを使ったマッサージやスキンケアが良く挙げられるものです。
しかしながらそれら以外にもバスソルトやバスオイルなどで血行を促し、リラックスすることも肌の健康に繋がります。
乾燥肌やそれによるかゆみが気になるときに向いているバスソルトは、大さじ1杯の塩にラベンダーの精油を3滴まで加えるレシピです。
血行がスムーズになることで肌の代謝が促される他、睡眠の改善にもつながるためそれによる美肌効果も期待できます。
バスオイルの場合にはキャリアオイル20mlに対し、精油は5滴までです。
いずれの場合にもぬるめのお湯でゆったりと浸かるようにすることで体が程よく温まり、リラックスにも繋がりやすくなります。
お風呂から上がったら、すぐに保湿をして肌の潤いを保つようにすることも大切です。