乾燥肌のかゆみはローションで解消できる?

ローション

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皮膚は、外側から表皮、真皮、皮下組織などが折り重なることで構成されています。

一番外側を占めている表皮の厚さ自体は0.2mm程度の非常に薄いものですが、最も外側は何層もの角質細胞がレンガのようにぎっしりと積み重なって「角層」と呼ばれるレンガの塀のような構造をしています。

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そしてこの角質細胞の隙間には「セラミド」と呼ばれる脂質が詰まっており、この「セラミド」は水をためる役割を担っている重要な部分です。

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ただし皮膚の構造はこれで終わりではありません。そのさらに外側には「皮脂膜」と呼ばれる汗と皮脂が混ざり合ってできている薄い膜が、その表面を薄くコーティングしています。

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このような構造をしているがゆえに、皮膚は外からの刺激から身体を守れるとともに体内の水分を漏れ出してしまうのを防いでくれているのです。

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しかし加齢などの理由でこの「セラミド」を作る力が徐々に低下してしまうことが知られています。

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この「セラミド」が減少してしまうと、当然「角層」の構造が崩れてしまい本来持っていたバリア機能が大きく低下してしまう点には注意が必要です。

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とくに空気の乾燥や冷たい風によって水分が蒸発しやすくなる冬などには、水分がどんどん失われてカサカサの乾燥肌が出来上がってしまいます。

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このような乾燥肌になってしまうと、本来であれば皮膚の表皮と真皮の境界の部分にとどまっているハズの線維までもが「角層」のすぐ下、つまり身体の表面まで伸びてしまい、その結果敏感となった線維が衣服がこすれたり石鹸を使ったりしたわずかな刺激に対してもかゆみを感じてしまう状態になります。

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そのためこのような乾燥肌の状態になってしまった肌に対しては、「ローション」などを使用して肌を正しい状態に戻してあげるのがその解消にはもっとも効果的と言われています。

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乾燥肌のかゆみでお悩みの方は、まずは「ローション」を使用してみることをおすすめします。それでもよくならない場合は早めに医師に相談しましょう。