乾燥肌は、皮膚のバリア機能が落ちてしまうことで起きてしまう症状です。
乾燥肌になることで粉をふいたようになったり皮膚がカサカサと荒れたりするだけではなく、乾燥による肌のかゆみを招くこともよくあります。
かゆみを抑える働きを持つのがレスタミンクリームです。
市販されているものもあり、かゆみや皮膚炎、湿疹への効果があります。
ヒスタミンの働きを抑えることで、かゆみを緩和するジフェンヒドラミン塩酸塩が、OTC医薬品の配合の許容範囲まで含まれています。
これまで、保湿ばかりに意識が行きがちでかゆみの緩和や改善ができていなかった方に、おすすめのクリームです。
しかもクリーム状なので広い範囲にも塗りやすいメリットもありますし、においを気にすることなく安心して使えます。
ただかゆみが酷くなり皮膚のダメージがすでにある場合には、レスタミンだけで肌のバリア機能を戻すのは、あまり効果が期待できません。
保湿成分や肌を整える成分の塗り薬も併用するのが、望ましいと言えます。
いったん、痒みが出てしまうと、なかなか皮膚の状態が正常に戻るまでには時間がかかってしまいます。
また我慢できない痒みがある時には、レスタミンをすぐにその場で塗るようにすると、掻きむしることを防げるので外出時も持ち歩くなど工夫をするのも役立ちます。
原因が乾燥肌だと分かっている場合、レスタミンでかゆみの症状を抑え、保湿成分や肌を整える成分の塗り薬や保湿剤を併用すると根本的な解決方法としておすすめです。
個人差はありますが、軽い乾燥肌であればレスタミンを塗るだけで改善する方もいますが、毎年、冬場の乾燥が特に顕著という方は、体質的に乾燥肌の傾向が強いため、レスタミンと合わせて他の塗り薬や保湿剤を使うのが効果的です。
とくに女性は更年期の頃になるとさらに乾燥肌の症状が増してくるので、症状が出やすい人はいっそう注意をしておくように普段からのケアを実践しておきましょう。