子供の肌は大人と比べると薄くなっている、肌を守ってくれる皮脂の量も少なめと言います。
気温や湿度が低い冬場は、朝晩になるとかゆみが強く生じやすくなり、乾燥肌の人でなくても全身にかゆみが走り、子供の場合はそれを耐え切れずに、爪を立てた状態でかいてしまうケースも少なくありません。
爪を立ててかいてしまうと、皮膚表面はボロボロになる、症状が酷い時にはそこからばい菌が入り込んで症状がさらに悪化する恐れもあり注意が必要です。
アトピー性皮膚炎の特効薬とも言われているステロイドは、かゆみを抑える効果はあるものの、使い続けると肌のバリアー力が弱くなり、症状が悪くなる可能性もあるなどからも、ステロイドはなるべく使わない、使いたくないと考えている人も多いのではないでしょうか。
ちなみにステロイドは50年以上前からある医薬品、安全な使い方をすれば安心して利用できるとも言います。
小児科や皮膚科などで処方されても、ステロイドは怖い医薬品なので使うことにためらうケースも多いかと思われますが、この医薬品にはデマのような情報も多くあり、適切な使い方をすれば安心して利用できる医薬品の一つとも言います。
もちろん乾燥肌の人が使ってもかゆみを抑えてくれるので、安心して使えますよ。
尚、ステロイドは徐々に強い薬にしないと効き目がなくなるなどの情報もあるようですが、逆に塗る頻度を減らしながら肌の状態を良いものにする効果を期待できるものと言います。
乾燥肌の人でも肌の症状はその日に応じて変わるわけですから、調子がよい時には使うのを控える、かゆみが少々強く出ている我慢することができない時にステロイドを使ってみるなど、アクセントのような使い方をするのもよいわけです。
またステロイドだけに頼るのではなく、乾燥肌の人は保湿力が低下していることで肌の状態が悪くなっているわけですから、保湿を期待することができる方法を考えるなども重要なことです。