乾燥肌でかゆみが生じている場合は、食べ物にも気をつけることが必要です。
納豆はねばねば成分のポリグルタミン酸を有していて、ヒアルロン酸に負けない保湿力を発揮します。
卵も角質層の保湿に関係するアミノ酸を含み、その数は全部で20種類にもなります。
栄養豊富な森のバターのアボカドも、血行を促進して細胞の働きを助ける、ビタミン類やβカロテンなどの保湿成分が満載です。
ビタミンはB2やCにEも入っていますから、乾燥肌のかゆみだけでなく、肌トラブルに悩む人にとってよい食べ物です。
パプリカもビタミンCを多く含む食べ物ですし、コラーゲンの生成を促しますから、意識して積極的に摂りたいものです。
しかもビタミンCの含有量は野菜や果物の上位に入るので、乾燥肌の改善に関係なく魅力があります。
パプリカはβカロテンも豊富で、体内においてビタミンAに変換した後に、皮膚だけでなく粘膜にも潤いを与えます。
サーモンは赤み成分にアスタキサンチンを持ち、強力な抗酸化作用で肌が受けるダメージを軽減します。
保湿にも働く食べ物ですから、乾燥肌によるかゆみを改善したい人にとって最適です。
逆に摂取を避けた方がよい悪い食べ物には、ビタミンの働きを阻害するアルコールや、体を冷やして血行不良を招く冷たいアイスや飲み物が挙げられます。
アルコールは水分を消費しますから、そういう意味でも乾燥肌には大敵な飲食物です。
アイスクリームは糖質を多く含みますし、代謝の際にビタミンB類を消費してしまうのでNGです。
かゆみが強くなっていて改善したいのであれば、アイスクリームはしばらく我慢する必要があります。
他にも、カップラーメンやコンビニのお弁当など、摂取できる栄養に偏りがある食べ物は避けるのが賢明です。
カップラーメンは塩分過多で、主に肝臓に負担を掛けて働きを鈍らせ、結果的に良質な栄養が全身に行き渡るのを妨げます。
出来合いのお弁当もまた、野菜が少なく炭水化物や脂質が多めといった、栄養バランスに問題があるので、かゆみを伴う乾燥肌の改善には不向きです。