夏になると猛烈に体がかゆくなって困っているという人は多いものです。
乾燥肌のかゆみは冬に起こるようなイメージが強いかもしれませんが、実は夏におこることもあり、これにはちゃんとした理由があります。
夏場のかゆい状態を放置しておくと無意識についかいてしまったり、日中には我慢していても、夏の寝苦しい夜にかきこわしてしまったりと、悪化の原因につながることもあります。
そもそも乾燥肌のかゆみが夏におこる原因としては、まず第一に肌の露出が増えることが挙げられます。
肌の露出が増えれば、刺激があるものに肌がふれやすくなり、かぶれてしまうことも多くなるでしょう。
本来人間の肌には、健康な状態を保つためのバリア機能というものが備わっています。
しかしこのバリア機能がしっかりと備わっていたとしても、防ぎきることのできない外部からの刺激でかゆみが起こってしまうこともあります。
刺激を与える原因となっているものには、洗剤や化粧品、汗や花粉、ハウスダスト、金属などのアレルギー反応を起こす原因物質などがあげられます。
とくに夏の時期には、これらの原因の中でも汗によっておこることが特徴です。
このままかゆみを放置している場合にはどうなってしまうのかというと、だんだんとかいているうちに炎症がひどくなって、かゆみのもととなる成分をどんどん誘発することになります。
これによりいつの間にか我慢できないほどのかゆみが強くなり、これが負のスパイラルを生み出すことになるでしょう。
さらにはバリア機能までも傷つけてしまい、膿が発生したりと、ひどくなってしまうことも考えられます。
そのためかゆみを感じたのであれば、ムリに我慢しようと努力をするのでなく、早い段階で適切な薬を使うことが望ましいといえます。
このような薬はかいてしまうのを防ぐだけではなく、かゆみを抑える成分のほかに、炎症を抑える成分や、皮膚組織を修復する成分などがバランス良く配合されている特徴があります。
かいてしまうことを防ぐ間に、その原因を抑えて皮膚の機能を通常に戻そうとする連係プレーで、治療を可能にしてくれるのです。