乾燥肌のかゆみの原因としてはさまざまなことが考えられますが、その原因の一つに汗が考えられます。
とくに夏になると厳しい暑さが続いて、汗だくになり肌のかゆみが止まらないと悩んでいる人も多いものです。
この場合にはたかがあせもだから大丈夫だろうと軽視している人もいるかもしれませんが、しっかりとあせもの対策をとらなければ悪化につながる可能性もあります。
そもそも皮膚には外部からのさまざまな刺激やウイルスなどから体を守るためのバリア機能が備わっています。
さまざまな原因により皮膚トラブルを繰り返した場合には、このバリア機能が損なわれて、さまざまな皮膚病や食物アレルギーなどのリスクも高まり、最悪の場合には腫瘍や感染などに対する抵抗力も弱まる可能性があります。
汗をかくことで起こる肌のかゆみには、あせもだけではなく汗かぶれと呼ばれるものもあります。
あせもは急激にたくさんの汗をかいて、感染がつまり皮膚の内側に汗がたまり炎症を起こした状態です。
症状は肌に赤いぶつぶつが出ることがほとんどでしょう。
しかし下着や衣服でこすれたりして皮膚のバリア機能が低下したところに、この汗の刺激成分が侵入し炎症を起こすこともあり、症状としては肌の赤身画面上に広がる特徴があります。
このような状態になった場合にはかなりの注意が必要であり、バリア機能が深刻な状態に陥っているケースが見られます。
どちらの状態であっても、対処法は冷やしたりかゆみを鎮めるための市販薬を塗る、皮膚科を受診することなどがあげられます。
かゆさを和らげたいからと言って、かき壊したりたたく、熱いシャワーをあてるなどの行為はやってはいけないことです。
このような行為は炎症が悪化して、かえってかゆみを発生することにもなります。
症状が治まった場合には、予防に努めることも大切です。
重要なのは保湿であり、乾燥した皮膚の場合は正常なバリア機能が保てなくなります。
乾燥肌の人は夏でも保湿をしっかりと行うことが重要です。