歳をとると乾燥肌かゆみがひどくなる
今回は私の母の話になります。
若かった頃はまだ良かったのですが、歳をとるにつれてだんだんと乾燥肌が悪化してきたのです。
下着を脱ぐと、粉が飛び散るくらい肌がカサカサになっていました。
乾燥肌で肌がカサカサになると、皮膚が痒いのでついつい掻いてしまいます。
老人の乾燥肌のカサカサは「乾皮症」
あまりにも肌がカサカサになってきて心配なので調べたところ、これは「(老人性)乾皮症」という症状らしいことがわかったのです。
「乾皮症」というのは、皮膚の表面にある皮脂が減少して肌の水分機能保持機能が低下することで起こる症状だということでした。
この皮脂の分泌量は加齢とともに少なくなるから、老人は乾皮症になりやすくその場合「老人性乾皮症」というのだそうです。
加齢により起こる症状なので、症状が出てくるのはどうしようもありませんが、何とかして対策できないと思い、いくつかの対策法を試してみました。
老人の乾燥肌のかゆみ対策
老人の乾燥肌のかゆみ対策を調べていると、「かゆみがあるからといって掻くのは厳禁」、「石鹸やボディーソープを使わないようにすると乾燥肌がよくなる」という体験談がありました。
石鹸やボディーソープは、体の汚れを落とすために使っているのですが、老人になってくると子供のように体が汚れることもありませんよね。
またそういえば、身体の汚れの7~8割は石鹸やボディーソープを使わなくても落ちるという話をどこかで聞いたこともあります。
そこでちょっと抵抗はありましたが、ボディーソープを使うことを止めてみることにしたのです。
そうすると少しずつ、粉が吹かなくなってきてかゆみも落ち着いてきました。
かゆみが落ち着いて来ると掻くことも少なくなりましたので、粉も落ちることが無くなりました。
この「掻く」という行為も、乾燥肌には良くないそうですね。
老人の乾燥肌のかゆみ対策には肌への刺激を無くすこと
老人の肌は若い人よりも敏感になっているので、肌への刺激を無くすことも乾燥肌のかゆみ対策になります。
熱めのお風呂が好きで熱いお湯に長時間浸かることも、乾燥肌になりやすいです。
又、お風呂で体を洗う時、ナイロンタオルやブラシでゴシゴシこすると肌への刺激が強すぎるので、ゴシゴシこすらない方がいいですよ。
ボディーソープや石鹸をナイロンタオルやブラシにつけてゴシゴシ洗うなどというのは、皮脂を落としてわざわざ人工的に乾燥肌を作っているようなもの、と言えるそうですよ。
これだけはもう、絶対にやめた方がいいです。
石鹸やボディーソープがどうしてもやめられない人は、せめてナイロンタオルやボディーブラシだけでもやめてみましょう。
考えて見れば、ボディーソープのワンプッシュで出て来る量も多いような気がします。
今は、まったくボディーソープは使っていませんが、別に、「臭い」などと言われたことはありません。
私はボディーソープをやめるだけで良くなりましたが、かゆくて掻き壊してしまった人や、痒みだけではなく湿疹が広がっている人は、皮膚科へ行く方がいいと思います。
又、夜寝る時、冬場は寒いので電気毛布を使用することもあると思いますが、電気毛布を直接かけて使っている人は乾燥肌になりやすいです。
電気毛布を直接体に掛けるのでなく、体と電気毛布の間に1枚薄い毛布やタオルケットを挟んだ方がいいです。
体への刺激はできるだけソフトにするように、これは若い人以上に心がけるのがいいですよ。