子供の肌は大人より敏感で乾燥肌になりやすい
日本は、春・夏・秋・冬の四季があり、季節の変化が楽しめるいい国ですよね。
晩春から夏は梅雨もあって湿度が高くなりますよね。
こういったじめじめした季節が嫌いな方も多いでしょうが、乾燥が苦手な人にとってはいい季節ですね。
でも晩秋から冬になると、空気が乾燥してくるので、人間の肌も乾燥してきますよね。
この空気の乾燥が曲者で、人間の肌にも問題が発生してくることもあるのです。
それが子供の乾燥肌です。
子供の肌は大人の肌よりも敏感ですので、乾燥の影響を受けやすく、乾燥肌になりやすいですよね。
子供が乾燥肌になると何が問題かというと、肌がかゆくなることと、肌を掻いてしまって湿疹になってしまいます
子供に湿疹を伴うかゆみがでてしまうと、更にかゆみが増すので、我慢できずに指などで患部を掻いてしまい症状がどんどんと悪化してしまうのです。
毎年冬になると、乾燥肌のかゆみで湿疹がでたり、患部が傷ついたりする子供が多数でてきてしまいます。
子供がかゆがっても掻かせない
子供が乾燥肌で痒がると、親としてもかわいそうなので、子供が掻くことを強くは止めませんよね。
しかし子供のことを考えるなら、子供が肌を引っ掻くことには強く注意したほうがいいですよ。
子供の乾燥肌のかゆみ対策
今回はそんな寒い冬の悩みの種である子供の乾燥肌と、それに伴うかゆみの対策法を紹介していきたいと思います。
こどもの肌で乾燥しやすいところを患部別に見ていきますと、まずは唇になるのではないでしょうか?
唇が乾燥すると、よく唇を舌でなめたりしますよね。
でもこれはやめたほうがいいですよ。
唇が乾燥してくると舌で舐めて湿り気を与えたくなりますが、その行為をすると舌舐めずり皮膚炎になってしまう子供が多いので注意が必要です。
これの対策としては、唇に適度な湿度を与えるためにマスクを着用したり、リップクリームを塗ることが一番簡単な対策法です。
もし舌舐めずり皮膚炎になってしまった場合は、病院で弱ステロイド軟膏などを処方してもらって治す事になります。
次に肌などの全身の乾燥に対する対策法ですが、冬季は極力皮脂成分を残した方が乾燥に肌が強くなるので、石鹸などのボディーソープの使用頻度をすこし少なくするだけでも乾燥肌には効果が出てきます。
子供の手は冬場になると乾燥して、ガサガサになりますよね。
そしてこのガサガサの手が、かゆみが伴ってしまうこともあります。
これの原因の一つとして考えられるのが、インフルエンザなどの病気を予防する為に、手洗いなどが推奨されている事にもあるのではないでしょうか?
インフルエンザとか風邪の予防のために手洗いは必要なのですが、手洗いをした後には保湿剤を塗ることです。
手洗いをやりすぎると、手の皮脂成分までとれてしまうので、これを補うためにも保湿剤を塗ることが大切です。
大人の場合はローションタイプの保湿剤が好まれていますが、子供の場合はより保湿力の強い軟膏タイプをおススメします。
子供のかゆみのある湿疹ができるのは、かゆくて掻いてしまうことが原因です。
かゆくても掻くのを我慢すれば湿疹になることもなく、痒みからの回復も早くなります。
子供が痒がっても掻かないようにするには、保湿クリームの塗布と一緒に、かゆみ止めも使ったほうがいいですね。
かゆみ止め成分の入った保湿剤なら一石二鳥で便利ですが、痒みが強い時は保湿剤のかゆみ止めでは弱いので、かゆみ止め専用の薬を使うのがオススメです。