皮膚が乾燥してくると、かゆみを生じる場合も多く、人によっては就寝中もそのかゆみで熟睡できないというような状態になることもあります。
寝ている間に無意識に皮膚を掻いてしまって、ひどい場合には朝気が付いたら出血していたということもあり得ます。
冬場の乾燥肌は適切に対処して症状を和らげることが大切です。
そのためのケアとして有効なのは入浴後のスキンケアです。
入浴直後は皮膚が潤っていています。
しかしながら室内の乾燥状況によって時間が経つごとに皮膚から水分が蒸発して行き、すぐに日中と同じような乾燥肌の状態になってしまいます。
入浴時にバスタブに入用剤を入れて保湿を保つ方法もありますが、風呂上がりのシャワーを浴びすぎると、その有効成分までいつの間にか流してしまっていて、保湿になっていないことも多いものです。
入浴剤を使用していても夜間の乾燥肌で痒みが生じる方のような場合、ボディクリームを使用することをおすすめします。
入浴後にタオルで軽く皮膚を吹いて水分を取り、時間が経たないうちにボディクリームを皮膚になじませます。
皮膚が乾燥してしまう前にクリームを使用するのがポイントで、皮膚の水分を保ちつつボディクリームで皮膚を保護してあげます。
タオルなどで水分をふき取る時にもゴシゴシとふき取るのではなく、タオルを身体に当てて、水分を吸収させる程度で十分です。
皮膚にタオルによる摩擦で刺激が出ないようにした後で、ボディクリームを伸ばしながら身体に塗ってゆきます。
有効成分が入っているので、必要以上に塗り込むことは必要ありません。
気になっている個所や夜間に痒みが発症する場所にクリームを馴染ませるように塗布してゆきます。
皮膚が乾燥し切ってしまう前に塗ることが大切なので、脱衣場などに自分の身体に合うボディクリームを常備しておいて、入浴後すぐに身体をクリームによって保護してあげます。
かゆみの発症を抑えられてゆっくりと睡眠をとることが出来ます。